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申告の漏れた仕入VATインボイスの取扱に関する地方税務局の案内変更

2023/09/07

　申告の漏れた仕入VATインボイスの取扱について、 2018年1月30日付オフィシャルレター414/TCT/KKでは、税務局が税務調査の実施決定を発表する前であれば、当該VATインボイスが発見された課税期間内に追加申告および控除できると案内している。
　この点について、最近、新しい税務関連法および新しい政令・通達が発効となり、税務総局および一部の地方税務局の観点が変更となった。
　税務総局は、2023年6月22日付のオフィシャルレター2546/TCT-CSにおいて、申告の漏れた仕入VATインボイスの追加申告は、2020年10月19 日付の政令126/2020/ND-CP第7条4項に基づいて実施すると案内している。
　一方で、2023年6月27日付バクニン省税務局のオフィシャルレター2397/CTBNI-KKKTTおよび2023年8月16日付ゲアン省税務局のオフィシャルレター4906/CT-KKによると、申告の漏れた仕入VATインボイスの取扱は次のとおりである。

・過去の仕入VATインボイスについて、申告漏れや申告に誤りがあった場合、納税者は2019年税務管理法第47条に従って、インボイスを発行した申告期間内（月・四半期）に追加申告する。
・追加申告により、次の申告期間で控除可能なVAT税額に増加または減少が発生した場合、該当 VAT 額の差額を現在の課税期間の正式な申告書上の「増額調整」または「減額調整」の項目に申告する。

　現在、バクニン省税務局とゲアン省税務局は、申告の漏れた仕入VATインボイスの取扱について、当該インボイスが発見された課税期間内ではなく、インボイスを発行した期間内に追加申告するよう指導している。地域によって対応が異なるため、納税者は追加申告をする前に管轄税務局に直接確認することを推奨する。

参考法令：
1. 2020年10月19日付政令 126/2020/ND-CP
2. 2018年1月30日付オフィシャルレター414/TCT-KK
3. 2023年6月22日付オフィシャルレター2546/TCT-CS
4. 2023年6月27日付オフィシャルレター2397/CTBNI-KKKTT
5. 2023年8月16日付オフィシャルレター4906/CT-KK