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【人事労務】改正労働組合法の主な重要ポイント
2024/12/19
2024年11月27日、ベトナム国会において「労働組合法改正案」(以下「改正法」)が可決された。改正法の主な重要ポイントは以下の2点である。
1.外国人労働者の労働組合参加権
2024年労働組合法第5条において、ベトナム人労働者だけでなく、ベトナム国内で12カ月以上の有期労働契約に基づき働く外国人労働者にも、労働組合に加入する権利が認められることが明記された。この規定により、外国人労働者は労働組合に加入するか否かを自由に選択でき、加入する場合には、規定に従って組合費を支払う義務を負う。
2.労働組合費の雇用者負担
雇用者が負担する労働組合費の割合は現行法が維持され、引き続き労働者の社会保険料算定基準となる、賃金総額の2%となる。
改正法全体としては、現行法の法律構造を大きく変更するものではない。主に、労働者、とりわけ外国人労働者に新たな権利を付与し、労働組合の財務管理に関する規定をより明確化する点に重点を置いている。
改正法は2025年7月1日に施行される予定である。
参考文献
2024年労働組合法