新着法令情報
【労務】日本人のパスポート発行に関する重要事項
2025/02/13
2025年3月24日より、日本国籍を有する人(以下「日本人」)のパスポート発行における日本の法令が新しくなる。パスポートの偽造防止とセキュリティ強化を目的に、今後、パスポートは日本で作成され、各国の領事館に送られることになる。そのため、新しいパスポートの発行や更新にかかる処理時間は、現在の3営業日(申請日を除く)から、3~4週間に延長される。
ベトナムに住む日本人にとって、パスポートの有効期限は非常に重要である。有効期限が1年未満の場合、日本人は早めにパスポートを更新することをお勧めする。日本人がパスポートを更新する場合、以下の手続きでベトナムの公的書類の情報を更新する必要がある。
◆ 労働許可証(WP): WPにパスポート番号が記載されているため、企業は労働管理機関で当該個人のWPの再発行手続きを行い、パスポート番号を更新する。
◆ レジデンスカード(TRC): TRCにもパスポート番号が記載されているため、パスポートを変更するとTRCも無効となる。そのため、企業は出入国管理局で新しいTRCの発行手続き、または就労ビザへの変更手続きを実施する。
◆ その他のライセンス:企業が保有するその他のライセンス
(例:企業登録証明書や投資登録証明書など)に日本人のパスポート情報が記載されている場合、企業は新たな情報に基づいて、それらのライセンスを変更する手続きを実施する。
この新たな仕組みは2025年3月24日以降分から適用される。今後はパスポートの手続きが長期化されるため、早めに更新手続きを行うことをお勧めする。
参考文献:
在ホーチミン日本国総領事館のウェブサイト
https://d.bmb.jp/9/284/59/14988